かねてより打ち合わせをさせて頂いておりました小学校の芝生化を従来の3分の1のコスト(設置費用・メンテナンス費用)で成功させた宮城県塩竈FC様の小幡理事長はじめ、スタッフの皆様にいろいろご教授頂きました。掻い摘んで報告致します。最終的には、来月の役員会に報告書を提出できるよう、河村・千田がまとめてみたいと思っております。

費用面を申し上げると、従来の芝生化の相場は20000円/1平米だそうですが、この塩竈方式では多く見積もっても3000-5000円です。
「芝生化」というよりは、「緑のじゅうたん」と呼ぶ方がふさわしいと思います。
雑草はメンテナンスしなくても、生育していきます。
塩竈FC様が目指したのは、まさに雑草混在型の緑のじゅうたんです。
今後静岡YEGでは「緑のじゅうたんプロジェクト」と命名致します。(命名者:市野)

緑化は、温暖化防止につながる・冷暖房費の縮小に繋がる・子供の情操教育に役立つ・砂塵を減らす・目に良い等のメリットがあります。これまで芝生化に挑戦した自治体は多くありますが、残念ながら成功しているところは少ないです。
メンテナンスの労力及び費用もさることながら、手入れの難しさが問題でした。
当時塩竈FCは練習場所を確保するのにたいへんご苦労されていました。たまたま広大な牧草を所有するお知り合いから格安で土地を借り、牧草を刈って平らにしたら、それだけでも充分スポーツができる緑化グランドになったことから、雑草混在型の芝生に着目したようです。
さらには、この土壌の特性を調査した結果、牧草には、牛が放牧され、糞尿や堆肥が充分しみこんだ肥沃な土壌に育つ芝は根が強く、散水設備が無くとも、充分生育していくであろうと、従来の芝生化とはまったく異なった考え方で牧草型雑草混在型芝生の研究が始まったわけです。A代表が使うグランドではありませんから、これで充分なのです。
従来の芝生化とは全く違う方法であると、造園業を営む市野君も驚いていました。
土地を30-40Cm掘り起こし、堆肥と芝生の種を混ぜて土壌を作り、芝生を生育させるなんて方法は従来の芝生化の基本概念を覆す程のインパクトだそうです。もちろん無農薬です。(定期的な肥料は必要です。)
牧草型雑草混在型であるから費用が安く、メンテナンスが楽なのです。
実際、緑のじゅうたんを導入されたパドマ幼稚園及び塩竈市立杉の入小学校を視察させて頂きました。
子どもたちが裸足で駆け回る姿は、先生方の笑顔が絶えない憩いの場になっていると感じました。
塩竈市立杉の入小学校では、佐藤実校長先生自らがわざわざお出迎えをして下さり、様々な話を伺いました。
既に塩竈市は塩竈FCと年間メンテナンス契約を結び、市の公共グラウンドの緑化にFCの協力を得て、緑化推進に動いております。今回の視察には、塩竈市教育委員会教育部生涯スポーツ課の菊地課長も同行して下さいました。
現時点での課題は、
1.塩竈市と気候が違う静岡でどんな品種が適しているか?
2.従来の造園業者に委託すると、この新しい手法を受け入れてくれない。
なぜなら、売上げが減ってしまうから。専門業者の選定をどうするか?
3.刈り込みのボランティアを学校周辺の皆様に組織して頂けるか?
4.必要な機材は自治体が予算を付けてくれるか? 等
このあたりが課題ではないかと思います。
静岡では、造園業を営む市野君をリーダーに品種の選定及び実験をさせて頂ける場所を探し、検証していきたいと思います。
投稿者 静岡YEG : 2007年06月18日